2019年2月24日 (日)
2018年2月11日 (日)
子供の発達が判っていない大人たち
だから、成長後、今度は大人になっても子供が理解できないのですよ。ただし、100%りかいできるなんてあり得ないことですが、少し考えたら「可笑しい」ぐらい気がつく大人になっていない教育者たちね。
テレビCMで「子供の免疫力形成は15年掛かるから空間除菌」とかが手、?とね。免疫は学習ですよね。経験して力がついてくるのですよ。予防接種の原理ね。適度に汚いことをさせましょうなのにね。
「スマホをいじって勉強しない」はスマホより楽しいことが勉強ではないからですよ。で、スマホを禁止すると別のことをして、勉強はしないと思いますが。勉強にスマホより取り組むような内因的動機を形成できたら勉強しますよ。強制的方法ですと、不満だけになりますよね。
比較ばかりで育てられるとよりいじめ等に走りやすくなると思うのです。「比較」はその子供を見ていないことですよ。で、他社より劣っている部分に目が行きますよね。で、人間の根性の一つの差別意識を目覚めさせることになるのではとね。「・・ちゃんより・・ができる」や「・・ちゃんより・・ができていない」とかね。
「原因と結果の取り違え」と「手段の目的化」の蔓延っている日本かな。頭髪についての規制もいつの間にか「目的」になってしまっているように感じますが。もともと、意味のない規制ですけどね。
小学生はどろんこ遊びの年代ですよ。特に学校ではと思うのですが。そこに「アルマーニ」ね、何を考えているのでしょうね。家計事情はわからないですよ。思い込みの校長かな。こんなのが多いですね。
子供は適度にいろいろな遊び等をおこないながら成長するのですよ。今が家庭の教育力が低下や虐待等の方なのでせめて学校ではおおらかに遊ばせましょうよ。勉強には興味付けが一番だと思います。そして、自分で調べて判ることによる充実感を味合わせることですよ。挑戦してできるようになることの楽しさを味合わせることですよね。ただ、百ます計算に血道を上げると・・。百ます計算は動機付けだそうです。
比較を親や教師がしないこと。できるようになったことを認めてあげましょうね。
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2017年11月 5日 (日)
人間性否定に突き進む教育現場
先週、「価値観の押しつけ」で投稿しました。茶髪等の問題は価値観の押しつけどころか、人間としての存在を否定する行為だと考えています。
そして、多くの教師がある種の邪教に染まっているのではとね。邪教のその位置が「順位による評価の絶対視」ですよ。構内での順位がよいから「よい生徒」みたいなのね。これは国民全般かもね。
いろいろな行為について効果の本当の意味での検証がされない日本ね。
その昔の内申書重視の高校入試。当日1回だけの筆記試験による選抜でなくなるというのがよいとかいって全国に導入されましたが、中学校3年間全日入試と化し、相対評価がよりはびこる原因にね。そして、部活動も「内申書」のためね。で、内申書の束縛を断ち切ったのが私立中学校入試と、校内での反乱ですよね。後者は中学校ではお荷物ですよね。これは今は以前よりは平穏ですが、形を変えて噴出していますね。ブラック企業としての中学校。
大学入試での共通一次試験は「模試による序列をなくす」とかいいながら、このテストの得点を合否判定に使う摩訶不思議なことをしてより正確な序列(共通一次試験による)を提供していましたね。
高校も含めて、アホみたいな規則だらけね。これは「教育を受けさせる」という前提だからですよ。子供の義務とするからですよ。子供にとっては何歳になっても「教育は受けることができる」権利であれば、必要のない規則ね。
制服は邪魔くさいときに学校に着ていけるのであってもよいですが程度にしておけば、服装検査の項目は減らせますが。服は購入すれば、何とかなりますが。頭髪等は人間の尊厳そのものなのに否定することを何とも思わない教師の多いこと。
「規則がらめにしたら、することがなくなるから勉強するであろう」という非常に貧しい発想でしかないのですよ。その教師もこのような発想の下で高校生活を送ってきたのかな。人間の発想力というのは結構貧しいですよ。生育期を再現するような子育てをしている教師や親ね。
ブラック企業の経営者もこのような教育環境で教育を受けてきたのかな。
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2015年9月20日 (日)
義務教育の義務者は
2014年4月20日 (日)
疲労骨折と指導者の無勉強
4月16日のNHKクローズアップ現代で女性の無月経と疲労骨折についての放送がありました。女性アスリートで目立つ疲労骨折についてです。ある女子高校生はバレーボールでしたか、高くジャンプするには体重を減らせと指導者に言われたとか。
バレーボール部活動をしている生徒に、それも全日本級にぶよぶよがいるわけないでしょ。重いだけで勝てると思っている相撲力士じゃあるまいしね。脂肪は同世代では極限まで少なくなっている可能性が高いですよ。
それに「体重減らせ」とは、はっきり「あほかお前は、人体について少しは勉強しなさい」。そう不勉強を通り越して、無知蒙昧ね。もう、筋肉と骨しか残っていないよ。そこから、減らすと骨が犠牲になるのはわかりきっていますよ。
消耗性運動ではよく疲労骨折するのは有名なはずだよ。
勉強セイ。
それと「減量」で目的を達成しようとするのは「零戦」からの伝統なのかな。太平洋戦争後期になって、高出力のグラマンとかの登場で零戦は主役から転落ですね。装甲とかが弱すぎて、13mmの機関砲1発でも簡単に空中分解して墜落したとか。グラマンは20mm機関砲が命中しても落ちなかったとか。運動能力は「出力」と「質量」で、普通に全国大会レベルを目指して部活している者に減量の余裕はないと思うのですが、判っていないのでしょうね。だから、海外に多いですがドーピングに走る選手が出るのですよ。
ジャンプ力アップですと、それなりの理論に裏打ちされた体に優しいよい方法で指導しなさいよ。大学での勉学の目的は「自学自習」ができるようになることも大きいですよ。ですから、アメリカでは医師も再学習の厳しいこと、厳しいこと。日本は甘すぎます。体育指導者の人体についての理解の低いのが多いのと同様に精神状態についての理解も低いのが多すぎます。もっと、勉強しなさいよ。だから、体罰事件も絶えないのですよ。
少しは選手のことを思っていたら、1回目の疲労骨折でなにか考えると思うのですが、思考回路が全く修正されることなく、「いわれてきたとおりに強制する」というだけみたいですね。「データに裏打ち」とかいう以前の「データを取らない」だものね。診察した医師も「疲労骨折」というのなら、背景を探る試みをするべきかな。医師と指導者ですから「べき」でしょうね。高校野球での日程の緩和が漸くおこなわれていますが、まだまだ不十分でしょうね。
大体から、高校ぐらいまでは全国大会をなくす方がオリンピックでのメダルが増えるかも。口先では「育成」とかいってますが、「育てる」を忘れて全国大会優勝とかに固執して児童生徒を潰していませんか。
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2013年9月 1日 (日)
学力テストの順位競争で失うもの、学力
文部科学省の全国一斉学力テストの結果が出ましたね。その巷の反応をニュースでみていると、あの昭和の大失敗させられた学力テストの失敗させた方の亡霊を見る思いを抱きました。はっきり言って「順位で何があるの?」。まあ、よい方がちょっとだけましかなとも思いたいのですが・・・。
世界的に見ても、ある程度豊かになってくると、競争というか順位付けでは学習から逃げてしまうのがでやすくなるようですね。それと、この順位には人間性の評価が全く出てこないですよ。どこかの国の金の亡者みたいにあっちが儲かりそうだと思うと雪崩を打って向かい、こっちと思えばドドッとね。それと同じでじっくり育てるとかがなくなって「ともかく得点がとれればよい」だけの人間を育てることになりませんか。
あの昭和の学力テストの時、優秀だった県から人材が輩出したという話は聞きませんね。並でしょうね。普通の児童生徒は「順位で評価」が普通と思い込むかも。評価してから並べてみたら順位はでますが、そのときの基準は? 価値観は? という大切な部分が抜け落ちたまま比べることになるのでは。
ノーベル賞の価値観は「人類の幸せにどう貢献したか」だとノベール賞受賞者の野依良治氏が母校での講演で述べられたいました。受賞理由のなかに「優秀」とかの言葉は全くないとね。中国や韓国からノーベル賞受賞者が出にくい理由かも。日本もでが科挙の伝統、暗記試験の順位での評価の伝統とはほど遠いと思います。ということは、日本で暗記による順位付けから抜けていたところがあったのかも。
小柴氏は東大理学部物理学科をビリ卒らしいですね。田中耕一氏は東北大学で留年したらしいですね。下村博士は俗にいう秀才ではないですね。益川氏も逸話を持っていますね。そして、どなたも、俗にいう順位競争はせずに自分の信ずる道をというか、努力されてきたということだと思います。いかに自身の力を伸ばしてきたかということです。そして、「これだけしたら十分」というのはないでしょうね。各自いろいろだと思います。学力テストの範囲は、ある意味必要最小限かも。順位や平均点とかが簡単にでるのは、よくて必要最小限のことだけかも。真の学力評価なんてできないのでは。
だから、学力テストの順位は学力テストの順位であって、その人の能力の一面しか評価していないのと同様に都道府県の順位も学校順位も単に一面だけね。児童生徒の学力全般や諸能力の向上に取り組んで、よかったら儲けもの程度でしょうね。それより、生涯を通して活躍できる力をつけさせるため、その一部を担う学力についての全国調査が目的であって、順位付けはおまけでもなく、完全に目的外のはず。アメリカでは学校間競争、イギリスもかな、で、学力が低下したという報告もあります。
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2013年6月18日 (火)
大学入試用の新テスト構想で思うこと
なにか大学入試センター試験に代わる新しい試験を導入しようかという話が出てきていますね。で、今の大学入試センター試験での一番の問題点は得点を「基準点方式」ではなく、「普通の競争試験扱い」にしたことにあると思います。そして、1月に1回だけとか、などなどがありますけど、問題としては「良問」のやまですね、択一式にしてはです。新しいのは「到達度」方式とかいっていますが、すべての大学に守らせることができるのか。「競争試験的」には使わせないこと。それ以前に「高校卒業レベル」とはどの程度なのでしょうね。ですから、当然「大学卒業レベル」とかですね。最低水準をどう設定できるかが、回り回って入試に大きく影響すると思います。
「教育とは何か」、他の子と競争して1点でも多く取れればよいですか。では、筑波大学付属駒場高等学校や灘高等学校などの生徒と単純に競争して上回れる生徒はそう多くはないでしょうね。校内でのこの手の競争は「諦め」と「手抜き」で意味のない競争になってますよ。「平均点あったもの」とかテスト後、堂々と言っているのは「その学校での平均点程度までしか勉強しないよ」と宣言しているようなものではないでしょうか。後追いがこのような状態では上位者は楽ですよね。多くの学校で意味のある学習がなくなってきているようです。
日本経済新聞に一橋大学も「就活」や「学習指導」で手を焼くようになった様子が、東京大学での「指示待ち族」増加の話もありますね。まあ、「様子見」は必要なことがあると思いますが、どのくらいの期間、どの程度まで様子見するかの決断もできないような感じを受けました。「自発的に」考え、熱心にいろいろな活動に取り組んでいる学生の割合が減ったきたから問題になるのでしょう。
入試制度を「より精密に」や「より正確に」とかするより、少々アバウトでも「入学後」鍛える方式の方がよいのでは。当然、「留年」とか出てもよいではないですか。それより、「何もできないまま卒業」させるより、よいと思います。優秀な学生を育てるには「優秀な親」(この優秀というのはどのような意味でしょうね。)が必要ですよ。子どもの足を引っ張らない優秀な親がね。
「親の思うとおりにさせる」は「見えない虐待」かな。見えない虐待被害に遭っている子どもは多いですよ。もう、「アバウト、アバウト」でね。ただ、子どもは大人の背中を見て育ちますので、このことを踏まえた「アバウト」ね。単純バカ的アバウトは子どもにとっては悲劇だと思います。
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2013年3月31日 (日)
教育について
教育について何回でもと言う感じで書きます。教育としましたが、スポーツ活動等も同様に考えることができると思います。
最近、スポーツ関係の部活動で顧問による体罰が表面化しましたね。勉強でいうと「順位が悪い」とかで子どもを怒鳴りつけたりするのと同様ですよ。「欠点1つでびんた一発」なんていうのもありますよね。そこにあるのが指導する側がそのような方法で育てられてきたというのがあります。順位競争をさせるのは絶対評価ができないということの裏返しですよ。「真の学力」が判っていないだけですよ。
何年か前に野依良治氏が日本経済新聞私の履歴書に「息子は男なので父親の背中を見て育った」と、このような話は湯川秀樹氏の家族とかでもいわれていました。親の生き様が子どもに影響しているということです。ですから、親が「順位、順位」とばかりいっていると気力が切れると脱落してしまいやすい。「中1ギャップ」でも、成績で子どもをしかる親の元で起こりやすいと日本経済新聞でありました。
ですから、「解る」「できるようになる」ということが楽しく感じられるように親は教師は子どもに実感され続ける方が順位とかで追い回すよりよっぽど効果的です。
何日か前の日本経済新聞に運動能力について「多種多様なスポーツの重要性」というのがありました。ある中学校の運動部顧問がテニスのサーブのトスができない生徒がいたということからいろいろなスポーツを体験させたところ、それまででは考えられないところまで大会で勝ち進むようになったというのです。実際、諸外国ではいろいろさせているということです。学習でも「テストに出る」ものだけでなく幅広く学習する方が力がつくといわれています。
俗に「効率」を追求した学習や練習より、興味関心、そして、好きだから自発的にという方が強制するより効率的です。一流を見せることですね。どうすれは一流になれるのかを思わせ、一流になる気を起こさせることかな。能力のすべてでなくてよいということも、ただ幅広くが役にたつということが実感できるようにね。ですから、クラス順位、どうして必要なのですか? 学年順位どうして必要なの? 周りの子どもと比べてどうするの? 野球とかでチーム編成の時部員が10名以上ですと正選手というか先発メンバーを決めるときは何らかの基準が必要ですね。入試みたいな時にも。でも、普通の時には隣と比べる必要はないですよ。
それと、自分ができなかったことを子どもに押しつけないでね。テストでは満点のみとかいうものです。
私のうちでは子どもに「親の学歴を越えるのは楽だね」とかいってました。「勉強しなさい」とかもほとんどいわなかったです。特に高校の時はね。2人のどちらも旧帝国大学、うち1人は某大で飛び級しました。世間がアホみたいな子育てしてくれていたので楽でした。
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2013年1月20日 (日)
体罰から思うこと
高校で一流と思う部活動顧問に有名になった中では野球部監督 池田高校蔦監督やラグビー部では伏見工業高校 山口監督 などかなと思います。他にもおられると思いますが、無名から有名に育て上げているのが名指導者かな。それも学校が力を入れて有望選手を集めていたらこの中には入らないですよ。体育学科なら元は無名ではないですよ。生徒の努力だけかもね。ダメなら顧問は入れ替えるという気になれば、アホみたいな体罰教師は潰れますよ。
各都道府県立などの公立高校での教員の転勤では、いろいろあります。俗にいう「レベル」の違いをはっきりさせていると聞いたことのある県。初任校のレベルで横滑りが多い県。その他はしらない。問題は「横滑り県」。ここでは教員の資質ではなく、「レッテル」で決めているのですね。ですから、言い方は悪いですが、「有名校」にカスが集まるとそこのレベルが下がることに。ただ、学区制が没落を防いでくれますので気がつかないことにね。運動部の顧問でも同じことがいえるのでは。その上、学閥の強さもあれば、カスでも威張れるのが日本かな。
カスは仕方がないので部活では「精神論」で、始めから「根性」。力がつくと普通大抵の生徒は根性が出てきます。子どもには向上心や好奇心がありますから。ところが、カスは向上心や好奇心をまず潰していますので、「鞭」で責め立てるしかないのでしょう。そして、憂さ晴らしに暴力の体罰にね。報道の中に「体罰」関係の訴訟がありました。「顧問の指示と違う練習をした」といって体罰。顧問はあほか。体罰ではなく、どうして指示の練習が必要かを理解させる方が大切ですね。もし、それで生徒が理解できないという場合、「あんたの指示した練習がカス。勉強し直しなさい。」。学校の現場では「カス」が多すぎて「悪貨が良貨を駆逐する」の事例がごろごろしてます。いじめも増えてこそあって、減りはしないでしょうね。
カスは勉強をしないので、野蛮な練習法を変えようとしないですね。そして、外野がうるさくなって仕方なくということか。でも、本心は変えたくない。カスは「自己満足」のため、生徒が犠牲になることを何とも思っていないのでは。そして、このような環境で育った子どもはそれを「不自然」とは思わないのです。そして、違ったことへの「怖さ」もあって、それをよかったと思い込む「合理化」で自身を誤魔化しているだけですよ。
カスに指導されてきていると、練習や勉強で「考えたりする必要」がないので楽ですから、それに満足することになって、自分で「考える必要」な事象に遭遇しても「考えることが出来なくなります」。そりゃあ、「考える」というのは疲れます。が、やみつきになると、楽しいし、学力などの能力の伸びは大きくなります。「考えない」は伸びませんよ。教えられた程度に達すれば、非常によかったと思えます。高校生の科学オリンピックにいけるような生徒は高校の教師の範疇ではないです。遙か先にいっています。スポーツでもそのような場合も、音楽でもかな。音楽の場合は一流に指導をして貰うようになることが多いですね。ところが、スポーツはカスに指導されて続ける可能性が高いです。
また、伝書鳩が寝ぼけた鳴き声で外国で鳴いたみたいですね。
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2012年1月 1日 (日)
「想定外」というのは「思考停止」状態
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨年は東日本大震災や台風被害など自然災害が多かったですね。
ところで、東日本大震災のとき、よく耳にした言葉に「想定外」というのがありました。この言葉を使えるのは、普通の庶民だけではと思います。そして、本来は庶民の方にも使って欲しくない言葉では思うのですが、専門家や官僚、企業関係者から連発されましたね。
「想定外」というのは「想定」していなかったと言うことですね。自然現象すべてについて、我々は経験してきたわけではないのです。それをたかだか150年程度の期間の観測などの経験を元に「想定」しているわけですね。地球は誕生してから46億年でしたね。ホンの一瞬の経験でしかないのですね。
日本の教育では「暗記」と「反復練習」とかがもてはやされ、「順位付け」が好きですね。そこには「好奇心」や「思考」などが置いてきぼりにされているような気がします。そうすると、過去の経験されたことを「暗記」するのが勉強になってくるのですね。そして、例えば、帝国陸軍においては日露戦争では「突撃」とかの戦果だけが残ってしまったみたいですね。ノモンハン事件の惨敗はその成果かも。
また、昭和の学力テストの失敗は「平均点競争」であったと記憶していますが、今、平成の学力テストで「平均点公表」が声高に叫ばれています。これは、「勉強」=「平均点」というなにかむなしいものに子どもを追いやっているように思うのです。
そして、「思考」とかがないため、未知の分野を考えて見るという力が落ちてきているのでは。今回の地震でも、同じ海溝型地震としてチリ大地震やスマトラ沖地震があったわけですね。たかだか100年ほどの経験で日本海溝では起こらないと決めつけてしまっていたのが専門家や官僚などでしたね。阪神大震災でも「神戸では地震はない」と決めつけていた人が多くいたようです。こちらは内陸型なので~1000年単位という間隔では見られていたようです。なら、海溝型でもそう考えるべきだったにと思うのですが、そうならなかったのは「教育」に原因があったとかもしれないですね。
それと、「慢心」。原子力発電所の事故に際しての現場での運転員の対応とかが明らかになってきていますね。「想定内」の指導しかしていなかったと思えるような運転員の対応ですね。ですから、「全電源喪失」という「想定外」のことはまともに指導されていなかった見たいですね。マニュアルも「書いてある」状態だったようです。これでは、スリーマイルやチェルノブイリの運転員と大差のないことしかできなかったのは当然かな。訓練されていないのですものね。日本の防災訓練などの質の低さは酷いですよ。改善が必要ですが、されないですね。
どうしても行政とかいろいろな面で「想定」というのは必要なではと思いますが、常に「想定外」のことにも思いを巡らすことの出来る教育というのが必要なのですが、これは「順位競争」ちは馴染まないと考えます。また、「単純丸暗記」より「思考を伴う学習」による暗記の方が定着はよいようですが,広まらないですね。
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より以前の記事一覧
- 「やさしい虐待 ~良い子の異変の陰で~」虐待について考えましょう 2011.12.17
- 教育には飛び級や待ちとかが必要なのでは 2011.09.02
- どうして、危険性の認識ができないのか 2011.03.22
- 入試問題は長文読解で解答は論述にしよう 2011.02.28
- 教育熱心とはなになのか 2011.02.10
- センター試験 2011.01.15
- 「勉強が好きだった」のですね。ノーベル賞受賞の米パデュー大学特別教授の根岸英一さん。 2010.11.22
- 学力の高大連携 2010.11.02
- 数学の有用性、幅広く勉強を 2010.10.31
- 学習でアホを造る日本の今の競争 2010.10.23
- なにを考えていたのかな。中学校は? 2010.07.11
- 虐待と躾の狭間 2010.03.09
- 2010年度の学力テスト実施について 2010.03.05
- どのように取り扱うのかな。「東京都で日本史必修」 2010.02.25
- 大学入試センター試験について 2010.01.22
- 教育の目的 2009.11.07
- 1人でじっくり考える習慣 2009.10.28
- 成績と親の年収、相関の傾向あり 2009.08.05
- 国際科学五輪での上位入賞がない理由の一考察 2009.03.30
- 大学受験の出願ぐらい受験生本人にさせるべきでは 2009.03.12
- 学校は「中学丸刈り」時代錯誤の思い込みでかな。県弁護士会、人権侵害と廃止勧告 「伝統理由にならぬ」--鹿児島・奄美 2009.03.08
- 基礎学力の低下について 2009.03.06
- 全国学力テストの上位県、秋田県のある村の教育 2009.01.25
- センター試験終了 2009.01.19
- 中央教育審議会が大学の卒業認定の厳格化を答申 2008.12.28
- 「高校英語、英語で教えるべし」とかの次期学習指導要領の改訂案発表される 2008.12.26
- 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果の扱いについて 2008.12.16
- 幅広い学習の重要性、数学の重要性 2008.12.12
- 大阪府や大阪市で全小中高への携帯持ち込み禁止を通知 2008.12.10
- 「読み飛ばす勇気」と「立ち返る勇気」 2008.11.26
- 高校入試において内申書はどの程度信頼できるのでしょうか 2008.10.25
- 文部科学省事務次官 教育委員会による学力テスト開示に「適切でない」 2008.10.17
- 中高生の喫煙「たばこ千円なら吸わない」厚労省研究班調査より「教師が吸わないことの効果も」 2008.10.13
- 大学生相手の講義ノート販売低迷 2008.10.09
- 学習と活用意識と相乗効果 2008.10.03
- 偏差値の意味、順位の意味 2008.09.27
- 「大学進学者、学力担保へ」教育再生懇が提言へ 2008.09.25
- 国語力の大切さ 2008.09.19
- 見える虐待と見えない虐待 2008.09.17
- 学習とはなにか 2008.08.26
- 小中学校不登校2年連続増加 2008.08.08
- 定員割れの大学続出 2008.07.31
- 大学でのAO入試に廃止の動き 2008.07.07
- 学習時の問題集などの活用法について 2008.06.17
- 学びの形態、どのような方法がよいのでしょうか 2008.05.02
- 公立高校の入試で「推薦入試」学力不足を懸念して廃止相次ぐ 2008.04.14
- 数学を勉強しよう 2008.03.31
- 教育で未来を切り開くには 2008.02.04
- 大学入試センター試験終わる。 2008.01.21
- 私立大学の付属附属高校のほかに、その大学への入学枠をもつ私立高校が存在 2007.12.12
- 「総合的な学習の時間」はお荷物か? 2007.11.06
- 家庭教育の重要性 2007.11.04
- 教育制度上の問題点 2007.09.21
- 教育における「評価」の問題 2007.09.20
- また、久しぶりに「教育の目的」とは 2007.09.19
- 脱「ゆとり」の方向に、中央教育審議会。学力向上するの? 2007.08.30
- 大学の入試問題について「私大の1割、入試問題を外注」 2007.08.14
- 教員人材獲得競争勃発 2007.07.25
- 大学合格数でのみ高校を評価することの弊害 2007.07.22
- 学力試験での学校ぐるみ不正疑惑。やはりという思いです。 2007.07.08
- フィンランドが日本の小中学生向けに学習支援サイト開設 2007.06.05
- 顕微鏡と望遠鏡 2007.05.07
- 3割の大学で「補習」実施、高校で学ぶ内容教える 2007.04.17
- 文部科学省調査発表、高校3年学力「改善方向に」? 2007.04.14
- 教育の要素で大事なもの。その中の一つ「教師」 2007.02.12
- 学力とは何か、学ぶと何か、必修とは 2007.02.10
- 親の教育現場への要求で思うこと 2007.02.03
- 「過去問」、17国公私大が相互利用 08年度入試から 2007.01.28
- 『私立大学が変わる ~“全入時代”の生き残り戦略~』を見ていて感じたこと 2007.01.24
- 「学歴資格の付与」国家試験化、検討の余地 2007.01.22
- 大学入試センター試験終了 2007.01.21
- 義務教育、外国人の子供にも・政府内で調整 2007.01.13
- 医薬品、個人輸入に注意・未承認品などで被害も 2006.12.25
- 大学内での禁煙、岐阜大学で『学内喫煙に「イエロー」』カード 2006.12.11
- 2年生半数、留年危機 英語力検定が壁 横市大の学部 2006.12.09
- 教育再生会議が「いじめ対策で緊急提言」を発表 2006.11.29
- 日本語が通じない? 2006.11.08
- 群馬大学医学部の2005年度入試で年齢を理由に不合格 裁判所などは人生再チャレンジさせる気があるのか? 2006.11.06
- 履修漏れやその救済策から思うこと 2006.11.02
- 高校での履修不足の根源的な原因 2006.10.27
- 高等学校における必修科目の未履修問題の根源 2006.10.26
- 数学五輪の出場者、数学研究者になったのは1割以下→ところで数学の有効性は 2006.10.23
- 学習は知行一致(文武両道)で。 2006.10.21
- 日本の児童生徒の学力調査 2006.10.16
- 国立博物館 入館者増で異例の料金値上げに追い込まれる 2006.09.30
- 小学校の英語必修化について、伊吹文科相が慎重姿勢しめす 2006.09.28
- 「働く意味」考えよ。子どもたちがフリーターになるのを防ごう。 2006.09.25
- 「指導力不足」教員も問題だが、学習の意味を壊す受験科目至上主義教師も問題のはず 2006.09.23
- 入試で数学を選択しなければ年収に響くという仰天調査 2006.09.20
- 小学生の計算力「小学生9千人調査 課題は「計算理解力」」 2006.09.04
- 人間の生きる力 2006.09.03
- 母譲り?女子中高生の喫煙、吸わぬ親と1・8倍の差 2006.08.27
- 算数数学教育の目的の一つ→「数の量的感覚」 2006.08.21
- 全入時代のセンター試験 2006.08.18
- 強さとはなにか 2006.08.17
- 運動指導士」取得容易に・厚労省 2006.08.12
- 教育と生活体験 2006.07.24
- 教員免許の更新制度 2006.06.28
- 学習の目的 2006.06.26
- 学校の禁煙 2006.06.24
- 東京都が最低限の学力明示へ 2006.06.22
- 「素直は善か」誤りに気づかぬ怖さ 2006.05.22
- もう一つの教育格差 2006.05.15
- 勉強の意味 2006.04.24
- 算数数学検定 2006.04.18
- 教育基本法改定案 2006.04.13
- 教科書の検定について 2006.04.05
- 総合的学習の意味 2006.04.03
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