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2014年6月15日 (日)

またも医薬品投与での事件

 先日、統合失調症薬で、諸外国に比べて日本だけ異様に死者が多い事例がありましたね。今回は東京女子医科大学病院での事例が報道されいました。「プロポフォール」の添付文書(ネット上にありました)を読んでみますと、「小児での安全性は確立されていない」とはっきり記述されていました。「使用しない」というのもはっきり読み取れました。普通は「使わない」でしょうね。63人に使って、「即死」とかがなかってもどのような薬害が出るのかわからないのにね。どうも、日本の医師の副作用に対する鈍感さというのはすごいですね。この頃の製薬会社発の医薬品の副作用事例の減少は海外でも販売していることによるのかも。海外での販売のための治験のおかげかな。
 先日、武田薬品工業の糖尿薬についてアメリカで2例判決が出ましたね。一つ目は武田敗訴の6000億円賠償で、武田側は控訴ね。同じ医薬品でもう一例は原告敗訴ね。武田にしたら4勝1敗かな。でも、この裁判沙汰の副作用例はたしかフランスで10万人ほどで数名膀胱がんが発症したのではという報告かららしいね。日本では別の会社の医薬品で数名お亡くなりになってから、注意情報だったかな。
 医薬品使用に対する心構えの違いという気がします。医薬品は、すべての患者に副作用が出ないというものはないですね。すべて、何ならかの症状があって許容できる範囲内かどうかだと思うのです。多くがぼちぼちの程度なので気がつかないだけかな。そして、主作用の方が大きいので有効とね。でも、ごくわずかで副作用の方が大きいというのは避けることはできないのでは。医薬品は人間にとっては異物です。有用物として昔から食べている食物でアレルギーを起こして、最悪なくならっる方もいるのです。異物の医薬品はもっと注意されて当然だと考えられます。
 医師は処方して投薬したら副作用等について注意義務を負っているはずです。この注意義務がないのなら、処方薬はすべて一般市販薬としてほしいですね。よく、薬害被害者の方がネット販売の危険性とかいわれていますが、今はネット販売より処方薬の方が危険な状態になっているのが今の日本の状態だと考えます。

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