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2011年5月 9日 (月)

地方の公共交通機関への不安が自動車での避難につながった?

 来月ぐらいに高速道路の土曜日曜の割引制度を終了するようですね。それと、地方の高速道路無料化の試行もです。
 大学生の頃から、鉄道の旅をしていて、地方のローカル線を乗車していて、朝6時前に高校生が通学のために乗ってくるのですね。ダイヤの関係です。学校に上手く間に合う時間帯に列車がないのですね。当然、帰りもですね。
 大学の部活の合宿であるところに行ったとき、そこへ向かうバスが一日2往復でした。夕方の便は終着で運転手はそこにある詰め所で泊まっていたと思います。鉄道の方も2往復や3往復はざらでした。
 その後、日本は自動車社会になっていきますね。ある程度の年収とかがあれば、自動車を持って、運転する社会に。その結果、地方の公共交通機関利用者は通学、通院、自動車を運転できない人の買い物などの利用に限られるようになってきました。
 政府は、それでも地方の交通体系を抜本的に考えることはありませんでしたね。旧国鉄の赤字ローカル線の多くは、地方公共団体出資の第三セクターの路線や民間バス会社の代行運行になっていきました。民間バス会社はこれ以外にも赤字路線を抱えてのままですね。それを地方公共団体が補助金を出していたりしました。
 その後の高速道路の整備はバスや鉄道にとっては乗客を奪われたりもしているはずですが、バス会社にとっては「高速長距離バス」が収益源になってきてました。土日上限1000円が打ち出されたとき、この「高速長距離バス」の収益性が低下することが、また、フェリー等の問題が提起されましたが、まともに議論はされたことはなく、その後の民主党の「高速道路無料化」マニフェストになっていきました。
 バス会社は「高速長距離バス」の収益でローカルバス路線の維持もしていたというのです。「高速長距離バス」収益が無くなると路線バスの維持も難しくなると。このように、地方公共交通機関を痛めつけてきた政府の政策が「自動車での避難」という自殺的な行為の誘因になったのではと思います。徒歩なら、すぐそばの高台に避難できたというのにです。
 避難所からの通院とか通勤も自動車がないとままならないといわれています。これは、路線バスの復旧状態がよくないからでは。
 交通弱者が日本のどこでも安心して公共交通機関を利用できる体制を確立してから、高速道路の無料化とかをしてください。交通弱者が公共交通機関をいつでも利用できるようになってからですよ。民主党は順序を間違わないようにしてください。

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