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2011年4月23日 (土)

消えゆく不純物を含む製品

 4月23日の日本経済新聞文化面に「消えゆく和膠 どう守る」という記事がありました。長年「和膠」を生産していた兵庫県姫路市の業者が生産を止めたことで日本でというか生産されなくなったというのです。
 作業が厳しいことや販路で受注が途絶えたところがあるなどが理由のようです。この結果、日本画制作者や文化財保護の関係者などが窮地に立っているとか。工業的つくられた「膠」があるというのですが、漂白剤などの薬品が使用され、接着力が強すぎたりとか問題が多いというのですね。
 理由としては、薬品を使わないで不純物も残っているというのです。この不純物が和膠の柔軟性や保存性の性能を高めているということです。
 「消えゆく不純物を含む製品」としましたが、健康ブームでの「黒酢」ですが、「酢」の効果はアルコール発酵によるものより、米からの醸造酢。それより玄米からの醸造酢、そして、壺で発酵させたりとかして含まれる成分が正確に表示できない酢の方が効果が高いといわれていますね。このような例もあるのですが、食料などではなく道具とかに使われるものでは「昔ながらの製法」から「工業化」に置き換わってきていますね。
 製鉄でも「たたら」から「溶鉱炉」による方法とか。紙でも「和紙」から「工業生産の紙」に置き換わってきていますね。鉄ですが、「たたら」による鉄は溶鉱炉による鉄と違って錆に強いと聞いたことがあります。大量生産ができませんし、木炭が必要となるので、あの「もののけ姫」みたいに「はげ山」をつくったりしてました。
 本でも、和紙から西洋紙に変わりましたが、また、別の製法の紙「中性紙」になってきましたね。この中で「和紙」が一番味わいがあると思います。
 発電所でも、エネルギー源を単一にすると問題が起こったときに対処が難しくなりますね。
 歴史でも、政権内が「単一思考」になって、いろいろ意見や異論を唱える人を排除すると先の大戦やソビエト崩壊やその後の世界の状況をみれば、明らかだと思います。
 そして、教育の世界でも「記憶力」が蔓延り、自発的学習を認識できないこの国において「学力低下」が叫ばれていますね。そして、OECDの学力テストの順位に比べて、大学の活力の低下がはっきり出ています。これも、何となく異端を認めず、「単一」的評価尺度の賜でしょうね。
 「純粋培養」は多くの場合、弊害を生んでしまうものと考えます。

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