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2010年11月16日 (火)

宇宙航空研究開発機構発表「はやぶさの微粒子はイトカワ由来」

 11月16日に宇宙航空研究開発機構は『探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の微粒子が、小惑星「イトカワ」のものだったと発表した。』ということです。さらに『すでに見つかっていた約1500個の微粒子ほぼすべてで、成分が地球のものと明らかに違い、イトカワを撮影して判明していた成分と一致したことがわかったという。』のです。
 快挙ですね。ところで、これによる「直接的な利益は」なないでしょうね。学術研究はこのような積み重ねがあってから、人類への貢献が期待できるようになってくるのだと思います。
 ノーベル化学賞受賞のテーマ「クロスカップリング法」や「蛍光タンパク質」なども実用になるためには長い年月が必要でしたね。
 ところが、今の日本はというか世界は「至近の目に見える利益」を追いすぎているように思います。学術研究で「失敗のない研究」は他の研究者が発表した成果の追試研究ぐらいしかないですよ。こちらの方こそ、「金の無駄」ではないでしょうか。
 だれも挑戦していない分野に切り込んでいくための資金が必要になります。巨大科学では、海外との共同研究、そうでないものでは、国内の共同研究にしろ、研究室単位の研究にしろ「研究費」が必要です。それを出し渋るどころか「大幅削減」しようとしているの現状ではないでしょうか。
 以前にも書きましたが、後追い研究では、日本は潰れていきますよ。「独創性豊かな研究開発」が必要となります。そのためには「研究費」が必要十分あるということが重要になります。欧米はそのあたりを政治家が理解しているようです。ところが、日本の政治家はほとんどが理解できていないのでしょう。
 昨年「2位ではダメなのですか」といった方はある程度勉強されたみたいですが、まだまだという感じです。スパコンは完成前に2位以下が確定したようです。技術開発の世界がわかっていないから言えた言葉ですね。
 今回の成果が注目されているいるのは、月以外で初めて地球外物質を持ち帰ったこと(でどこの判明している)と「はやぶさ」の機体に組み込まれた数々の部品というか「ロケット」やその他の装置の性能についてですね。研究費が結構たくさんですNASAなどでは考えつかないことをしているということも注目されているようです。でも、もっと予算が出ていれば、巨大探査機は無理にしても、もう少し安定した探査機ができていたでしょうね。このために開発された技術や装置なども大いなる研究成果ですよ。失敗していても十分に元は取っていたと思います。
 実際は、持ち帰れたという成果、大いなる成果も引き寄せているのですね。学術研究費、開発費は減額せずにむしろ、当然「大増額」するべきです。

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