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2010年10月 9日 (土)

ノーベル賞受賞者も憂える日本のお寒い現状

 10月9日のYahooで見つけた記事に産経新聞配信の『「『2位で良い』は論外」 化学賞 鈴木さんに聞く』というのがありました。また、朝日新聞のサイトでは「今後のノーベル賞困難に? 基礎研究予算削減に警鐘」という記事も。
 どちらも、前回に書いた日本の研究現場の状況を憂慮したことへの発言ですね。大体から、研究者はどの分野でも「世界トップ」を目指して研究しているのですね。そうでなければ、研究という名に値しなくなります。
 自然科学系でも社会科学系でも人文科学系でも、研究するとなれば、お金がかかります。それは、「2位」を目指すためではなく「1位」を目指すためなのですが、自分の研究分野の世界の中での位置づけというのも必要に。そのためには「文献費」かな。実験とかになると「実験器具」、ただではないですね。研究者自らがつくる場合でも材料費が、その分野に利用できる器具や装置がすでにある場合は、購入したほうが能率的ですね。巨大科学では個人では対応できませんね。
 実験するための場所も必要ですね。などなど、経費がかかるわけです。そして、工場生産との大きな違いは実現可能なものばかりしていたら「世界一」になることができないということです。工場生産にしても定番品のみですと「過当競争」に巻き込まれますね。常に他社との差別化が必要です。そのためには「絶えざる研究開発」ですね。
 大学等の研究においては、企業などよりもっと長期的に考える必要があります。下村博士は、生命科学での利用を想定して「生物発光」を研究していたわけではないですね。「自然現象を解明したい」。それが、GFPに繋がっていったのですね。
 鈴木名誉教授の研究も現在みたいな利用を想定していたわけではないと思います。「より良い合成法」を開発したい。それが、今日の状況を作り出してきたのです。はじめから、わかっているなら金回りのよりアメリカなどに確実に先を越されますよ。人数で上回る中国や発展著しいインドなどに先を越されますよ。そうならない部分があるのは、「海のものとも山のものともつかぬ」ところが「研究」にはあるからだと考えます。
 でも、そのためには研究費を。アメリカ並みの研究条件を。欧米並みの大学の教育研究条件を必要としているのです。マニフェストのために日本を沈没させてはなりません。マニフェストの見直しを。

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