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2010年5月12日 (水)

パロマ中毒事故から思うこと

 5月11日にYahooで見つけた毎日新聞の記事に「パロマ工業(名古屋市)製湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元社長、小林敏宏被告(72)に対し、東京地裁は11日、禁固1年6月、執行猶予3年(求刑・禁固2年)を言い渡した。・・・」という記事がありました。
 事故の原因は販売後の修理業者に不法改造ですが、修理業者には危険性の認識がなかったのでしょうね。事故が起こっていましたが、15年ほどで全国各地で15件ぐらいでしたか。だから、散発的とで思ったのですかな。各業者にとってはまれな事件だったのかもしれないです。不正改造しても事故にあわなかった業者はなんとも思わずに改造を続けていたのでしょう。
 でも、パロマには全国から報告が上がってきていたというし、不法改造をしないように文書で業者に出しても、不法改造が続いていたことを把握していたのでは。まあ、文書通知ぐらいでは、読まずに捨てられていた可能性もありますね。
 それを放置していたと認定されての判決でしょうね。もっと、強力な手段で防止対策をとっておれば、後半のほうの事故は防げた可能性があったと見るべきですね。全体を見ることが出来る立場の者が危険性除去をするのが当たり前ということなのですが、それをしなかった。その事例は公害や薬害などでも繰り返されてきたことですね。
 トヨタのリコールでも、報告が上がってきても、それを横断的につなぎ合わせて考えてみるという発想が欠けていたのでしょう。
 情報を集めるだけでは役にたたないのですね。役立たせるためには「考える」ということが必要ですし、その情報の「価値」をどう位置づけるかという基準も整備しておく必要があるはずですが、そのようなことをしていなかったための悲劇でしょう。

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