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2008年12月30日 (火)

糖尿病に注意を。「国民の2割が糖尿病患者とその予備群」

 12月28日のNHKニュースで『糖尿病 2割が患者と予備群』というのが報道されていました。これは「厚生労働省は国民の健康状態を調べるため、毎年無作為に選んだ1万8000人を対象に血液検査などを行っています。それによりますと、糖尿病の患者と強く疑われる人は890万人、糖尿病の疑いを否定できない予備群の人は1320万人で、あわせて2210万人と推計され、10年前の1.6倍に増えていることがわかりました。」ということです。
 糖尿病はインスリンという唯一の血糖値を下げるホルモンの分泌が悪くなったり、効果が出なくなる(インスリン抵抗性)ことによって血糖値(血液中のブドウ糖量)が高いままになってしまう現象です。血糖値の高い状態が続くと、まず、血管の細胞が損傷を受けて動脈硬化などになり、血管が破れたり、詰まったりします。その結果、網膜で起これば、糖尿性網膜症になり、失明したりします。腎臓ですと糸球体などの血管が詰まったりして慢性時不全、そして、人工透析へと進みます。脳の血管ですと脳出血や脳梗塞、心臓ですと心筋梗塞、足で出ますと足の切断にまで進むこともある病気です。その他の臓器でも合併症が出ることがあります。
 この糖尿病の要因として、『糖尿病に詳しい国立国際医療センターの春日雅人研究所長は「脂肪分の多い食事や運動不足の影響で、中年の男性を中心に糖尿病の患者とその予備群が増えている。糖尿病のリスクの高い人には、食事や運動の改善を働きかけていくことが必要だ」と話しています。』ということです。日本人がアメリカなどに移住したり、長期滞在すると糖尿病の発症率が約2倍ほどになるという疫学的報告もあります。日本での食事内容ですが、近年、徐々に炭水化物の割合が減少しており、逆に脂肪分やタンパク質の割合が増加しています。これに比例するように糖尿病患者とその予備軍が増加しているのです。
 予防には、国立国際医療センターの春日雅人研究所長が言っているように「脂肪分の多い食事や運動不足」の解消することが必要でしょうね。炭水化物主体で魚と大豆タンパクと野菜を上手く組み合わせた昔ながらの日本食(塩分控えめにね)にして、運動に取り組むことですかな。運動ですが、日常できるだけ「歩く」、「階段を利用する」とかを心がけるだけでも違ってくるはずです。
 人間は元々「飢餓状態」にあったのでしょうね。脳に必要なブドウ糖の濃度(血糖値)を維持するために血糖値を上げるホルモンは、グルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイドなど5つほどあります。下げるのはインスリン一つだけです。「炭水化物を摂取せずにタンパク質や脂肪を摂取してもインスリンは膵臓から分泌されます。そして、炭水化物を摂取していないので血糖値が下がりすぎることになるので、血糖値を上げるホルモンが大量に分泌される。インスリンの負けですね。膵臓がくたびれてインスリン分泌不足になったり、肝臓などがインスリンを無視し始めたりして糖尿病になっていく。」のではと考えられます。ただし、どの食材も食べ過ぎはダメですよ。
 それと、喫煙は糖尿病を悪化させたり、血管などを糖尿病と共同で痛めつけます。合併症が出やすくなるということですね。一旦、糖尿病になると基本的には治りません。一生、糖尿病と付き合うことになります。血糖値管理を怠ると重大な合併症が待っている病気です。エイズと同程度と考えてもより病気なのに軽く見られているのが現状でしょうね。
 皆さん、糖尿病にならないような生活をしましょう。

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