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2006年10月30日 (月)

失敗に学ぶ

10月29日の日経「ひと・ピープル」面の「私の苦笑い」で中国料理人の陳健一氏が「負けて学ぶ大切さを知る」ということをご自身の過去の例から述べられてます。詳しくは日経をお読みください。
人間が成長するためには成功も大事です。成功体験がないと何事にも取り組めない場合もあるようです。ところが、さらに大きく成長できるかどうかは「失敗体験」をどこまでうまく吸収できるかということにかかっているようですね。
でないと、「同じ失敗を繰り返す」ということになって成長どころではなくなってくると思います。「歴史は繰り返す」ともいいますが、これは「失敗体験」に蓋をしてしまって忘却したことが原因のひとつでは。
「成功体験」だけですと、その持つ意味が分からずに囚われてしまって「失敗」にいたるというのもよく見られます。企業が潰れるパターンの一つですね。過去の「成功事例」のみに囚われ、時代変化に対応できなくなってというものです。
人間が成長する過程での「学習」は失敗体験を積み重ね、「成功」へと繋がっていると思います。歩き出すとき、赤ちゃんは何回も転びますね。そのたびに何かを学び取り、歩けるようになるのです。
「ことば」もそうです。「失敗」というのは必要なことなのですが、生命に関わるような大きな失敗などはさせるわけにはいかないですね。
ところが今、小さな失敗もさせないようにとしすぎているような気がします。これでは、子どもが成長できないのではと思うのです。
日本の国レベルでは、過去の失敗を忘れようとしている勢力があるようにも感じます。「歴史に学ぶ」、これは「失敗に学ぶ」という意味合いですね。これをしないということは「歴史は繰り返す」で、日本が再び滅ぶのではと危惧します。

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